執筆:大西愛美
私には、4歳の息子がいます。
まだまだ小さい我が子も、いつか必ず一人で何かを決断をしなければいけない瞬間がやってきます。
それも、1度ではなく、きっと何度も…
決断は、
何かをスタートする良いときだけではなく、
何かを辞める時、諦める時、
思いや考えを誰かに伝える時、
伝えないと決めることも
決断のうちに入るでしょう。
大人になればなるほど親に相談できないことが出てきて、親としても、相談されたところで
きっと時代の変化で自分が若い頃とは変わっていることもたくさんあって、どんな風に声を掛けてあげればいいのか分からず、悩むことがあるかもしれません。
私は大学卒業後、母校で就活生向けに学生時代の過ごし方や就職に関する講演をさせて頂いたり、学生からOB・OG訪問の依頼をよく受けていました。
その後、キャリアカウンセラーになり都内大学のキャリアセンターに勤めた経験もあり、多くの学生の進路・就職支援に携わってきました。
企業への就職、海外の大学院へ進学、公務員、教師、留年、地元に帰る、芸能活動に専念するなど、十人十色の決断を見てきましたが、出会ってきた学生の中で“この子は生きる力があるな!”と思う子には共通点がありました。
それは、
【自分で選択ができること】
【自己理解が深いこと】
です。
自己理解が深いことについては次の機会にするとして、今回は【自分で選択ができること】について書きたいと思います。
選択とは、“自立”を意味します。
自分で気づく
↓
考える
↓
行動
↓
分からない事は聞く、教えてもらう
↓
また行動
そして最後に一人でテープを切れる。
つまり、自走する力「自走力」があるということです。
自分で選択をしてこなかった子は、決断を迫られた時、この世の終わりのように不安や孤独、身動きがとれなくなります。
では、そうならないようにするには、どうすればいいのでしょうか。
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